生涯学習ゼミ:学び多き稲の播種活動
2024.05.09
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4月22日、玉川学園小学部2年生と「稲の播種」を行いました。元気いっぱいの子ども達と播種の活動をしたことで、楽しみつつも教師を目指す身として、様々な学びを得ることができました。
子どもたちに播種の活動に対してまずは興味を持ってもらうため、作成した資料や写真を使い、「塩水選」で種もみを選別する説明をしました。当日は子どもたちの集中力が切れないよう、適度に質問をしたり、実際に種もみを選別する様子を見せたりする工夫をしながら説明を行いました。教師を目指す身として、子どもたちの注意を引く技術や、しっかりと準備をすることの重要性を学ぶことができました。
説明の後、5グループに分かれて育苗箱に播種をしました。グループごとに速さに違いは出ましたが、どのグループも集中して行っていました。途中で種もみを並べる子ときれいに整える子と役割分担をし、効率的に進めようとしているグループもありました。先生方が子どもたちに対し、競争を促す声掛けをしている様子もありました。この声掛けから、子ども達の集中力が変わる様子を見て、教師として、子どもたちへ工夫して働きかけることの重要性を学びました。
また、途中で担任の先生が子どもたちに対し、「種もみも命だよ。落とさずに並べてね」と声をかけ、子ども達に命を無駄にしてはいけないことを教えていました。播種の活動を通して、命を大切にすることを同時に教えている先生を見て、教師の偉大さを感じました。今回、子どもたちと共に播種の活動を行い、様々な学びや気付きがありました。教師側の視点で、小学部の先生方が普段、子どもたちとどのように関わっているのかを直接目にすることができたことも非常に大きな学びになりました。今後も実践的な経験を積み、指導力を培っていきたいです。
播種の準備
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塩水選用の塩水づくり
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育苗箱の準備
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会場準備
播種
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塩水選の説明
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塩水選をした種籾をわたす
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グループ毎に播種開始
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活動を見守る
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育苗箱を育苗器に運ぶ
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挨拶をして終了
後片付け
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予備の苗を作る準備
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予備の播種
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会場の撤収
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(生涯学習ゼミ生:谷瞳美)