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生涯学習ゼミ:「遊んであげる」から「一緒に楽しむ」へと意識が変わった「田遊び(代掻き)」

2026.06.08

生涯学習ゼミでは小学2年生と稲作をしており、4月20日に行った播種に続き、5月7日には、田植えに向けた代掻きを「田遊び」として行いました。
代掻きとは、水田の土をかき混ぜ、田面を平らにする作業です。土を均一にすることで苗が根付きやすくなるほか、雑草の発生を抑えるなどの効果があります。現代の多くの農家ではトラクターで行う代掻きを、児童と共に自分の手足を使って行いました。

私たちが代掻きの説明をした後、いざ田んぼに入ろうとすると、 凸凹の田面に不安を覚えるのか、田んぼに入るのをためらう児童もいました。私たちが先に田んぼに入り、声掛けをしたところ、児童も次々と入ってきて、「冷たくて気持ちいい」「楽しい!」という声を響かせ、土塊を踏みつける代掻きを楽しむようになっていきました。
代掻きでは児童のみならず、私たちの意識にも大きな変化がありました。前半は、大学3年生の私たちが中心となり活動を進めましたが、児童との関わり方に戸惑いがあり、控えめな姿勢になっていました。そのような中、昨年も田遊びを経験した4年生の先輩方が田んぼに入ってきて、率先して泥だらけになりながら児童と全力で田遊びを楽しむ姿を見せてくれました。その姿を見て、3年生の私たちも次第に「汚れを気にせず、自分たちも全力で楽しもう」と意識が切り替わっていきました。

今振り返ると、活動の前半には、大学生として児童と「遊んであげる」という気持ちがあったような気がしますが、先輩と児童が遊ぶ姿を見て、「遊んであげる」から「一緒に楽しむ」へと意識が変わり、意識が変わると、児童との距離が自然と縮まっていきました。 また、活動を行うまでは、大学生が児童に代掻きを「教える場」だと思っていましたが、実際には児童との関わり方を「学ぶ場」でした。

特に今回の活動を通して、「児童の目線に立つ」ということの難しさを実感しました。「大人の目線のみならず、児童の目線に立って接することができる先生になりたい」と思っていましたが、私たち自身も本気で活動に参加し、全力で楽しむことで、初めて児童が感じている楽しさや面白さに気づき、児童の目線に近づくことができるのだと学びました。

当日の様子

稲が育ってきた様子を見せて、代掻きの意義や方法の説明をした。


最初は躊躇していた児童も大学生も泥だらけに。


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