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黒船交流ボランティア 2日目 活動報告

2日目、5月20日(金)は、アメリカ海軍派遣艦乗組員16人が稲生沢小学校を訪問し、水兵さんと児童との英語交流活動「黒船交流会」が行われました。学生はスタッフとして、水兵さんが到着した際の対応や通訳、全体会の運営補助、縦割り班による交流活動の企画運営実施、給食や昼休みの水兵さんとの交流サポートなどを行いました。

まず、全校生徒が体育館に集まり水兵さんを迎え、小学生は歓迎の言葉と、歌を水兵さんに英語で披露しました。
その後、じゃんけん列車をして水兵さんと触れ合いました。

次に、1年生から6年生までの縦割り班に分かれて、アクティビティをしました。内容は、英語を活用したしっぽとり・めんこ・フルーツバスケット・折り紙(動物、だまし舟)・椅子取りゲーム・あぶりだしなど様々です。私たちがこの日のために4週間かけて企画準備してきた活動です。子どもたちの予想外の反応に時々戸惑いながらも、工夫を凝らし、臨機応変に活動を展開しました。

ゲームを楽しんだ後は、水兵さんと一緒に給食を食べ、休み時間は元気よく校庭で遊びました。

黒船交流会は、今回が初めてということもあり、物事を進めるに当たって難しい部分がたくさんありました。また、準備の段階でも色々な不備があり、不安な気持ちと共に下田へ向かいました。しかし、いざ子ども達を目の前にすると学生一人一人が自覚を持ち、ボランティアへの積極性が強く見受けられました。
今回のボランティアの目的の一つに、国際社会に生きる子ども達の育成を図るため、小学生の英語教育を充実させるという課題がありました。英語の授業をし、子ども達に英語を教えるということは容易です。しかし、今回私たちは、ゲームを楽しみながらの英語教育ということもあり、難しい部分がありました。
実際ゲームを終えてみても、子ども達が英語を学んでくれていたかが不安でした。しかし、その不安を取り除いてくれたことがありました。給食時に、小学生と会話をし、今日のゲーム楽しかった?と聞くとその答えに「うん、楽しかった。英語頑張ろうって思ったよ。」という答えが返ってきました。英語教育で大切なことは、継続して学び続けることが挙げられます。私たちが今回行った三日間のボランティアで、子ども達の英語力を上げるということはできなかったかもしれません。しかし、「英語を頑張ろうと思ったよ。」と言う言葉を多く耳にし、子ども達に英語を勉強したいという意欲を持たせられたのは確かだと思いました。その意欲を継続して保ち、小学生がこれから英語を授業として行うようになっても、英語を頑張りたいという意欲で積極的に英語を勉強してくれることと思います。それが結果的に英語教育につながれば幸いです。

学生たちも、英語を頑張って勉強しようと改めて確信する機会となりました。また、異文化交流や小学生の教育現場に携わらせて頂き、貴重な体験をすることができました。

文責:文学部比較文化学科  3年 矢崎眞理子

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