教員紹介

氏 名 | 曽山 毅 |
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氏 名(カナ) | ソヤマ タケシ |
氏 名(英語) | SOYAMA Takeshi |
所 属 | 観光学科 教授 |
研究室 | 大学研究室棟(224) |
専門分野 | 観光史、観光文化論 |
主な研究テーマ | 近代ツーリズムの形成、植民地と観光、観光都市東京 |
ゼ ミ | 研究テーマ:近代ツーリズムの形成 |
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ゼミ紹介
- 研究テーマ:
- 近代ツーリズムの形成
観光という現象を歴史や文化の視点から研究しています。とくに、西欧で形成された近代ツーリズム(鉄道による大量・高速輸送を前提にした近代的な旅行の仕組み)が日本をはじめとした非欧米地域に導入され、独自に発展していくプロセスに関心があります。
【台湾の修学旅行】
現在取り組んでいる研究テーマは、日本統治期の台湾において実施された修学旅行についてです。戦前期の旅行や観光については統計がとられておらず、分からないことが多いのですが、史料として参考になるのが当時の新聞です。古い新聞を調べるというのは大変根気のいる作業ですが、興味深い発見が尽きません。
【観光都市東京】
もう一つ注目しているのが、「観光都市東京」というテーマです。江戸から明治・大正・昭和を通じて、欧米の文明を移植しながら発展してきた東京を、観光都市の形成という視点から学生のみなさんと研究したいと考えています。例えば、銀座や新宿などの繁華街がどのようなプロセスを経て形成されたのか、これを理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。江戸・東京の歴史をひもとくことによって、新たな東京の姿が見えてきます。
ところで、歴史というは過去のできごとの因果関係を明らかにすることだけではありません。過去に向かい合うわたくしたちの立ち位置が問題になります。歴史は現在のわれわれを知るために有効な視座でもあるのです。