本物にふれる教育
玉川大学の教育学部の徹底した体験教育は、玉川の長い歴史の中で培われてきたものです。
教育学部では、教員に向かう決意や意欲を高め、現場に対応した実践力を養成するため、さまざまな体験教育の機会を用意。
ここでは、その中から参観実習、教育ボランティア、教育インターンシップを体験した学生の声を紹介します。
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教育インターンシップ(小学校)
子供たちとのふれあい方を実体験から学び、
振り返りの授業で学びを深めました
教育学部 教育学科2年
川口 紗季さん
教育インターンシップに参加したのは、早くから教育現場に携わることで、大学で学んだことを実際に体感し、自分で考え、次の学びに生かせると思ったからです。私は1年次の秋学期、2年次の春学期に同じ小学校に行きました。
インターンシップでは、主に1年生のクラスの補助に入り、慣れてきたころ、3年生のクラスを経験しました。2年次では、午前中は前年度で触れ合った1年生が進級した2年生のクラスに入りました。成長だけでは無く進級に伴う子供の葛藤に向き合いました。午後は、特別支援級に入りそれぞれの個性に応じた指導の使い分けの大切さを知りました。
一日を通して子供たちに接していると、楽しく笑っていたのに急に喧嘩しだしたり、泣きだしたりとさまざまです。対応が上手くいかないことも多々ありましたが、その度に先生方に助言をいただいて、子供たちと向き合うことが出来ました。
また、毎回自分なりの課題を立てて活動していました。その課題を意識するとその日の子供たちとのふれあい方が明確になり1日の活動がスムーズに進みました。全てをインターンシップ活動記録に書き留め、何度も読み返し、今現在も授業で使っています。実際の現場だからこそ学べることが多く、とても貴重な体験になりました。
教育インターンシップ(小学校)川口さんの1日
- 8:20
- 登校,準備
- 8:50
- 授業の補助,授業見学
- 12:20
- 子供たちと昼食、清掃、休み時間
- 13:40
- 授業の補助,授業見学
- 14:25
- 今日学んだことや疑問を先生に相談
- 15:20
- 下校
1年次のインターンシップ終了日、児童に呼ばれ教室に行くと合唱と合奏のプレセント!
一生懸命な姿とたくさんの「ありがとう」の言葉に涙が出そうになりました。
こんな素敵なサプライズをくれたこどもたちに感動し、優しい子供たちの成長を手助けしている担任の先生を尊敬し、いつか私もそうなりたいと強く思うようになりました。
- ①守秘義務とは。不安なこと、先輩に聞く
- ②活動の心構え、1日の過ごし方、不安なこと、戸惑い
- ③授業や授業外での子供との関わり方、困ったこと、学んだこと
- ④活動記録の書き方、先生方との連絡、子供との関わり
- ⑤慣れてきて見えてきたこと、気になること
- ⑥活動中期の振り返り、2ヶ月で学んだこと、さらに学びたいこと
- ⑦新たに得た視点、自分自身の変容、振り返りの授業で学んだこと、
- ⑧インターンシップの経験を他者に伝える(公開授業)
学校現場に約半年間にわたり週1回通い、授業補助や教科外の様々な活動を通して児童生徒と直接関わり、学校の教育活動に参画します。毎回書く活動記録で自身の経験を振り返り、振り返りの授業では、インターンシップの活動をしている学生同士で悩みや喜びを話し合いながら共に振り返り、教育者としての自身の課題や目指す教員像を明確にしていきます。これらの実践と省察をもって2単位認定されます。