生涯学習ゼミ:子ども食堂でクリスマス会のプレゼント
2020.01.20
12月19日、中村ゼミが携わる子ども食堂「にこにこ清風食堂」(特別養護老人ホーム清風園で実施)で、クリスマス会が開催されました。クリスマス会には、毎年、中村ゼミの3年生と4年生の全員が参加しています。
温かみあふれるクリスマス会
クリスマス会では、ディナーの前に、私たちが準備した工作遊びをしました。紙コップで作る「空飛ぶサンタ」、大切な人への「クリスマスカード」、カラフルな「クリスマスオーナメント」を子どもたちと一緒に作り、「空飛ぶサンタ」を作った後には、飛ばして遊びました。どの子も、思い思いの作品を真剣に作っており、オリジナリティあふれる作品を手に、満足そうでした。
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紙コップで作る「空飛ぶサンタ」 -
「空飛ぶサンタ」で遊ぶ様子
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大切な人へのクリスマスカード作り -
クリスマスオーナメント作り
子どもたちがクリスマス工作で遊んでいる間に、ゼミの4年生がボランティアや職員の皆様と一緒にクリスマスディナーの配膳をしてくれていました。
机を並べて、お料理を配っている様子
遊んだ後はいよいよ待ちに待ったクリスマスディナーです。ボランティアの方などが早くから準備をしてくださったシチュー・チキン・ケーキなどのご馳走を頂きました。
音楽が得意な学生が、ディナーの前や、美味しいチキンを配るサンタさんが登場する時にクリスマスソングを演奏し、楽しい雰囲気を演出しました。子どもたちのみならず、その様子を見守る大人の笑顔もあふれる、温かくて優しい雰囲気のクリスマス会となりました。
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ピアノとフルートの演奏 -
サンタさんがチキンを配ってくれました
「にこちゃん号」のプレゼント
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また今回は、以前に国際ソロプチミスト町田の皆様から頂いた支援金を活用し、私たちからも子どもたちへのプレゼントをしました。ゼミの3年生が中心になり、子どもたちが喜んでくれそうな物を繰り返し検討した結果、皆で遊べるボードゲーム、面白くて学びにもなる図鑑、学習や工作遊びにも使える文房具などを、子どもたちでも動かせるキャスター付きの棚に入れて贈ることになりました。この棚を「にこちゃん号」と名付け、今後、皆で大事に使ってくれるようにお願いしたところ、子どもたちは興味津々。次回から自由に使えることを楽しみにしてくれていました。
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「にこちゃん号」 -
大事に使って貰えるように準備をしました -
大事に使って貰えるように準備をしました
クリスマス会をふり返って
毎年、中村ゼミの3年生と4年生が協働でクリスマス会の準備をしており、ゼミのチームワークが発揮されました。4年生から昨年度の様子や注意するべき点を聞いたり、工作遊びの問題点や改善方法を3年生と4年生が一緒に考えたりしました。特に紙コップで作る「空飛ぶサンタ」は、学生が作っても飛ばなかったので、何度も改良を重ねた結果、よく飛ぶようになり、面白みが増しました。
準備のみならず当日も、遊び担当、配膳担当、演奏担当などの役割分担をしておいたため、スムーズに進めることができたのではないかと思っています。
しかし、準備に時間をかけ過ぎてしまったこと、あまり相談できなかったために演出に無理があったことなど、改善すべき点もあります。企画をする際には、本番の日から逆算して計画的に準備をする必要があることを実感しました。
子どもたちにとってのみならず、私たち大学生にとっても楽しく、また、学び多きクリスマス会でした。子ども食堂の職員の方々やボランティアの皆様、また、支援金をくださった国際ソロプチミスト町田の皆様のお陰様です。これからも、感謝の気持ちを忘れず、協力しあい、様々なことにチャレンジしていきたいです。
(生涯学習ゼミ生:大辻佳輝)
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