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生涯学習ゼミ:みんなで田植え

2023.07.11

生涯学習ゼミでは、6月16日に小学部2年生と「田植え」を行いました。田植えに至るまで、小学生とは2回の活動を行ってきました。1回目は「田遊び」で、小学生と一緒に遊びながら代掻きを行い、稲を植えるための土壌づくりをしました。2回目は「稲の播種」で、育苗箱に種もみを並べました。播種をしてから約1か月間、私たち生涯学習ゼミでは、毎日稲の灌水を行ってきました。子供たちに「1か月後にまた会おうね」と言って迎えた今回は、3回目の活動となる田植えでした。

私たちは事前に田植えの練習を行いましたが、水田に足を取られるため、思っていたよりも大変でした。事前の練習を踏まえ、子供たちへの説明の仕方を試行錯誤しながら考えました。
まずは、子供たちが田植えに興味を持ってくれるように、苗を見せるところから始めました。自分たちで播種した種もみが大きく育っているのを見て、驚いている子や喜んでいる子の様子を見て、ここまで毎日灌水を行ってきてよかったな…と純粋に感じました。
説明を終え、いざ田植えが始まると、子供たちは楽しみながらも一生懸命、苗を植えてくれました。私は、稲を等間隔に植える目印となる紐を棒に絡めて固定しながら、子供たちを支えて、一緒に田植えをしました。苗を植える深さが浅かったり、真っすぐに植えられず、苗が倒れたりした時には、少しだけ手を貸しましたが、苗をもらってから植えるまで、真剣にスムーズに行動できる子が多かったです。それは、子供たちに大学生の説明をきちんと聞くような導入をしてくださった小学部の先生のおかげです。播種の時同様、ここでも教師としての力を感じました。

当日は雷雨になりそうだったため限られた時間でしたが、全員が楽しみながら「田植え」を終えることが出来ました。ふり返ってみると、苗を植えるまでゼミ生全員で協力して灌水をしましたし、島田先生や井上先生にたくさん教わり、灌水も助けて頂きました。また当日は、農学部の園芸班や、教育学部の理科・環境教育ゼミにも手伝ってもらいました。
田植えに至るまでにたくさんの人間が関わり、時間を費やしてきましたが、今回無事に田植えを終えられたのは、2年生の子供たちも含め、皆で協力をしあえたからだと思います。「みんなで田植え」を成功させることが出来たので、秋の収穫の時も、皆で協力をし、頑張りたいと思います。元気な小学生とまた会えることが、とても楽しみです。

田植えの準備


  • 毎日灌水してきた苗を運ぶ

  • 雑草抜き

  • 子供が歩けるように板を敷く

田植え


  • 苗を見せて田植えの説明

  • 板の上に乗ってから苗をわたす

  • 3人ずつ田植え

  • 子供の様子を見守る

  • 少しだけ手助け

  • 一列植えたら足場の板の移動

田植えを終えて


  • ビオトープで生き物探し

  • 子供たちの植え残しの確認

  • 田の端まで綺麗に植える

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生涯学習ゼミ生:松澤康介)

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