
江戸・伊勢・肥後の三系統に分類される花菖蒲の起源を明らかにするため、古文書の記録や生態的特徴、花の形態、生育特性の調査に加え、DNA解析やアイソザイム解析といった分子レベルの分析も取り入れ、30年以上にわたり総合的に研究を進めています。 これまでに、全国260ヵ所以上の自生地に出向き、栽培品種の元になった野生のノハナショウブを調査。江戸時代に育成された古花のみを用いた比較研究を通じて、各系統、品種群の由来を科学的に検証しました。
主な成果
- 2024年 Coservation Genetics にDNA解析の成果を発表
- 2025年 Acta Horticulturae に江戸、肥後、伊勢系および長井品種群の起源に関する論文を2報掲載、今後も発表予定
- 研究の一部は、2017年、2020年、2023年に園芸学会で発表
- 日経サイエンス(2024年8月号)にて研究活動が紹介される
- 別冊日経サイエンス(2025年)にて、「植物を究める 美しい姿に秘められた謎」として再
掲載される
関連資料
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