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2018年度「下田市黒船交流プロジェクト」活動報告 5月17日

5月17日(木)の初日は、下田市立稲生沢小学校で児童による歓迎会の後、給食や昼休みを経て、学生による英語の授業が行われました。英語教育学科の2年生の計20人が各クラス2、3人のグループに分かれ、工夫を凝らした授業を展開しました。

【準備期間】
約3か月の準備期間では、指導案を考え、模擬授業をし、指導案を改善することの繰り返しでした。私たちにとって初めての指導案作りであり、最初は児童の様子が想像つかず、なかなか進展しませんでした。指導案を修正し、TAや先生の指導を受けるといったことを何度も行いました。そして指導案を見直す中、学生同士でぶつかることや、訂正した指導案にも先生方からの厳しいご指摘があり、何度も挫けそうになりました。しかし、児童のためという思いと、実際の教壇に立つという決意から、より良い指導案にしようと試みました。反省と改善を繰り返すうちに指導案は徐々に良くなり、自分たちができる最高の授業を準備することができました。

【対面式】
かくして、当日を迎えました。稲生沢小学校に着き、最初の対面式では、児童による歓迎のスピーチから始まり、中西校長先生のお言葉、各学生の自己紹介や、カルチャーハンティングというレクリエーション活動などが児童会の子どもたちの司会進行で行われました。これらの活動は2日目の水兵さんとの交流会に向けてのリハーサルを兼ねていたため、児童と水兵さんの会話を促すにはどうすれば良いか想定しながら動きました。最初は児童も学生も緊張して会話が少なかったですが、レクリエーションを通して交流が深まり、たくさんの児童と距離を縮めることができました。


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体育館にて児童による大学生との対面式 カルチャーハンティングの様子

【給食・昼休み】
その後、各担当クラスに入って、児童と一緒に給食や昼休みの時間を過ごしました。多くの児童が積極的に話しかけてくれたおかげで、会話が弾み、楽しい給食の時となりました。また、校庭で児童と全力で身体を動かすことで、自分たちの小学校時代を思い出し懐かしさを感じるとともに、児童たちの元気の良さに驚かされました。また、鬼ごっこやドッチボールでは安全面に配慮し、教員としての責任も果たすことを学びました。


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児童と一緒にお弁当を食べる様子

【学生による英語授業1(初めての授業)】
昼休みが終わり、ついに学生たちによる英語の授業が行われました。初めて行う授業が上手くできるか、学生たちの顔には不安の色が見えました。しかし、実際に授業を行うと、児童たちの反応が良く、準備を重ねたアクテビティも盛り上がりました。特に、5年生のインタビューゲームでは、クラスでどんな魚が一番人気か英語を使いながら、児童たちが積極的に参加していました。児童たちの感想の中でも、「楽しかった」、「もっと英語を勉強したい」といった声が多く、準備してきたことが報われたという達成感を得ることができました。


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学生による1コマ目の授業 インタビューゲームの様子

【反省会】
一日目を終え安堵する一方、反省すべきところも出てきました。担任の先生を交えた授業の反省会では、現場の先生方ならではの的確なご指摘、アドバイスをいただきました。先生方から受けたご指導を二日目に活かせるよう、宿舎に戻ってからも打ち合わせを行いました。


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反省会の様子

【1日目感想】
実際に指導案どおりに授業をすることはとても難しく、指導力の欠如や柔軟な対応力のなさを痛感しました。しかし、児童は楽しそうな様子で、授業でたくさん発言をしてくれました。英語を積極的に学ぶ姿勢を見ると、教員としての楽しさや、やりがいといったものを感じることができました。

文責:英語教育学科2年
   髙木航・原大悟・小保方信太朗・岸波徹・河手はるか・松本優太・渡辺結花

2018年5月17日~19日「黒船交流プロジェクト」活動報告

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