生涯学習ゼミ:小学2年生の「お米の学習最終章」に参加
2024.03.07
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生涯学習ゼミでは、玉川学園の小学2年生と稲作に取り組んできました。5月に代掻きを行ってから、稲の播種、田植え、収穫、そして11月に脱穀、籾摺り、精米をし、稲作活動が終わったと思っていたのですが、小学生の学びは継続していました。稲藁でほうきを制作したり、自分たちで育てたお米にネーミングをしたり、お米を入れる袋のデザインもしていたそうです。そして、2月28日にフードサイエンスホールで行われた調理実習にお誘い頂きました。
調理実習では、フードサイエンスホールの勝又先生にご指導を頂き、ご飯とお味噌汁を作りました。先ず、皆で育てたお米を研ぎ、水を入れて、炊飯器のスイッチオン!次いで、お味噌汁作りです。最初に昆布を、次いで鰹節で出汁を取り、麩とワカメを入れて、最後に出汁で溶かした味噌を入れて出来上がり。
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調理実習に参加し、久しぶりに児童と再会することができ、嬉しく感じました。「稲刈りの時にもいたよね!」などと声をかけてもらうことができ、学習の繋がりのみならず、玉川学園で共に学ぶ繋がりも改めて感じることが出来ました。
調理中は気にかけるべき場面がとても多く、楽しみつつも緊張感をもちながら行動をしました。お米に水を入れる際には間違いが無いか確認をしたり、味噌汁で出汁を取った昆布と鰹節を湯から引き上げる際には児童が火傷をしないように声掛けをしたりしました。
思い返すと、およそ半年に及んだ稲作を全て成し遂げ、美味しいご飯を頂くことが出来たのは、小学部の児童や先生方、稲作のご指導をくださった農学部の先生方、そしてゼミの仲間達などの多くの方々の協力のおかげです。私は4月から公立小学校の教員として勤務するのですが、その際にも様々な方々と協力しながら児童のために多くのことを成し遂げていきたいです。また、今回の調理実習のように、楽しみながら笑顔で児童と接することを心がけていきたいです。
準備
児童が時間内に調理を終えて昼食を食べられるように、フードサイエンスホールの先生方が、事前に準備をしてくださっていました。
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児童が来る前のフードサイエンスホール。テーブル毎に、食材や調理用具が用意されていました。 -
昆布と鰹節で出汁を取り、麩とワカメのお味噌汁を作ります。 -
自分で作ったお茶碗でご飯を食べます。消毒をされた個性豊かなお茶碗が並んでいました。
ご飯を炊く
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お米をボールに移して研ぎます。 -
交代でお米を研いでいます。 -
研いだお米を炊飯器の釜に入れて、スイッチオン!
お味噌汁作り
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お味噌汁の作り方を、しっかりと聞いています。 -
昆布で出汁を取る様子。良い香りがしてきました。 -
出汁を取った後の鰹節を、引き上げています。
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味噌を出汁で溶かすのは、先生が手伝ってくれました。 -
美味しいご飯とお味噌汁が出来ました。 -
おかずは持参し、温かいご飯とお味噌汁で、昼食を頂きました。
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(生涯学習ゼミ生:原澤佳乃)