インタビューの空気感をお届けします!
※学年は取材時2021年度のもの
OG interview
文学部国語教育学科 言語表現コース
2021年卒業
佐藤さん
学部・学科について
なぜ玉川大学文学部国語教育学科を選んだのですか? 基準などはありましたか?
高校生の頃に自分が意欲的に勉強したいと思えたのが国語だけでした。それで国語が詳しく勉強できる大学でかつ家から近いということで玉川大学の国語教育学科に進学しました。
この大学を選んでよかったことはなんですか?
またこの大学を選んでよかったですか?
自分の文章表現とか文章校正まで向き合うことができるという機会があることもそうですし、「世界文学」っていう授業を取ったことも。今まで日本の現代文学とか小説しか読んで来なかったのが、その授業を取って外国人の方が書かれている翻訳された本も手に取るようになった、というのはすごく自分の世界が広がって良かったかなと思います。
国語教育学科の魅力はどのようなものですか?
1年生の時の授業(言語表現入門)で、課題を出されてレポートを書いて、それを匿名でみんなに読まれるということがありました。自分の課題に対する意見だけではなくて、文章の構成とか表現とかまでちゃんと向き合えるというのは魅力かなと思います。
国語教育学科で学習していた中で、楽しいと思うことはなんですか?
哲学関係の授業を取ったときに、自分は「死」とか「平等」とか難しいことは考えられないって思ってたんですけど、授業を取ってみて資料に使われた有名な方が書かれた哲学史の論文を読んだり友達の意見を聞いたりして、そういう風に考えるんだっていう風に新しい意見を知れたっていうのは楽しかったです。
ゼミについて
どの先生のゼミに所属していましたか?
北原先生のゼミに所属していました。言語学の勉強でした。
ゼミを選ぶ基準はどうしましたか?
北原先生との相性がよかった。それと、言語のルール、日本語を気にせず使っているけど本当はこういうルールがあって、というのも楽しそうだと思って選びました。
ゼミ選びはいつ頃から考え始めましたか?
2年生の秋学期あたりから始めました。申請書を書かないといけないので、それを書きました。人気のゼミだと争わないといけないので、しっかりとした理由を書けるように秋学期入ってからはちゃんと悩んだ気がします。
そのゼミであなたはどのようなことを学んでいましたか?
ゼミ自体は、日本語と英語の共通点とか相違点を見つけようということをやっていたんですが、結局卒業論文は英語のことは全く触れず「日本語の時間表現」というのを書いてました。結構自由にいろいろできるゼミでした。
その他いろいろ
大学での学習で意識していたことはありますか?
言語表現コースだと本当に2年生3年生と学年が上がっていくにつれUS科目をたくさん取れるようになるんです。なので、とにかく興味のある授業を取るというのを意識して、他学部・他学科の科目も取れるので、そういうのもたくさん取っていました。他学科の授業で印象的だったのは、農学部の「栄養生理化学」という授業を取ったんですが栄養について糖質とか、学んだことがなかったことを学べて楽しかったです。当時とても不健康な生活をしていて、自分の肌を見てまずいと気付いて、栄養の勉強をしてみたいっと思った時に、農学部の授業で取れるのがあったのでせっかくだからということで取ってみました。
大学時代、将来に向けて意識していたこと、行っていたことなどはありましたか?
ちゃんとこういう資格取ろうとかっていうのはなかったんですけど、ただ二年生の時の担任が中田先生で面接があったのですが「将来どうするの」と聞かれて「何も全然決めてないです」と話したら、「すぐに何かこれがやりたいというのが必要なわけじゃないけど、そろそろ自分は何が好きかというのを考えてみたら? 人が好きなのか物が好きなのかというのを考えてみたらいいんじゃない?」ということを言われて、何となく電車に乗ってるときとかに考えるようにはなりました。
メッセージ
高校生へのメッセージ
不安なこととかもあると思うんですけど、国語教育学科の授業は結構小さいグループになってみんなと話したりするのが多いので、友達と意見を交換して楽しく国語が学べるというのが魅力なので不安がらず、楽しみに入学してほしいなと思います。
先生方へのメッセージ
私は本当に玉川大学で4年間過ごしてすごい楽しかったです。大学生活が楽しいというのもあったんですけど、先生方が教えてくださった勉強というのが楽しかったというのが大きいと思います。ありがとうございました。
2年生へのメッセージ
言語表現コースは本当にたくさん自分で授業を選んでいくという風になっていくと思うので、何か将来に役立てなきゃとか役立つものしかとらないっていうよりも、今自分は何に興味があるのかとか何がおもしろそうなのかという基準で授業を取っていくと、楽しい学生生活が送れるんじゃないかと思います。
interview
文学部国語教育学科 国語教員養成コース
柳澤さん
学部・学科について
あなたが考える玉川大学の魅力は?
玉川大学の魅力の一つとして、いろいろな学部があること。様々な学部、学科がワンキャンパスに揃っているところ。なかなかない他学部の学生とも「なんでこの授業を取ったんですか?」、「○○学部はどんなことをやるんですか?」といった質問から会話が盛り上がることが多いです。
他学部の人たちとコミュニケーションを取ることで自分にはない視点で物事をとらえることができるし、いろいろな視点を持つことは将来、教員になっても役立たせることができる。
文学部国語教育学科の魅力は?
少人数であること。同じ学年の学科生が60人ちょっとしかいないおかげで1年生の時点で、学科の仲間をほぼ認識できた。あと学科の先生たちが個性豊かでおもしろい。
なぜ国語教育学科国語教員養成コースを選んだのか
中学生の時に先生になりたいと思いました。その時の担任の先生が玉川大学出身で、先生が「教員になりたいならちゃんと教員養成に力を入れているところに行った方がいいよ。うち(玉川大学)は力を入れていた」とアドバイスしてくれました。そのことがきっかけで玉川大学について調べたら大学のホームページに自分が入学するちょっと前に、国語教育学科が新しく出来ると書いてありました。「私のためにあるような学科ができる?!」と思いました。意外と家から近いこともあり、ここに行くしかないと感じ、その時からずっと国語教育学科を目指してきました。
今一番面白い(面白かった)授業はなんですか?
二年生の春学期に受けた「教育の方法と技術」。直接現場に出て使える技術をいろいろ学べたので聞いてて凄く面白かったです。ボランティアや塾講師をやっているため、(授業内で学んだ技術を)ちょっとこれやってみようと思えました。
実践的に結び付けられる授業は面白いです。二年生の秋で一番面白いのは「議論ストラテジー」。「クリティカルシンキング」も好きです。批判的に物事を考えることや相手と議論をすることが好きだから面白かったです。
この学部に入って良かったことは何ですか?
今まで受けてきた国語の授業と全然違うところがすごく良かった。高校までの古典の授業は「古典=文法」のような感じだったけれど、大学の古典は自分で疑問点を見つけて、そこを突き詰めていく。どの授業も主体性を持って学ぶ感じがすごく面白い。自分が学びたいと思っていた以上の国語を今学べているな、と実感しています。
教職や勉強法について
国語の教員を目指す上で何を大切にしていますか?
勉強等、学ぶことももちろん大事だけど、アルバイトの経験も教員になったとき、何かの役に立つと思います。
「これって時間の無駄じゃない?」と思うのが嫌なので、全部自分の為、将来の為という風に考えています。いま目の前にあるものをすべて全力でやるということを教員を目指す上でずっと大事にしています。
語彙を増やす勉強法はありますか?
勉強法はわからないけど、「人と話すことで語彙が増える」と感じることが最近すごく多いですね。特に国語教育学科だから自分の知らない言葉を知っている人もいます。会話の中で新しい語彙を聞いたときに流すのではなくて「今の言葉の意味って何?」って聞くと、ちゃんと教えてくれる子がいるんです。その影響で「最近少しづつ語彙が増えてるかな?」って感じています。
古典が苦手なのですが・・・。
古典が苦手か得意か、というよりは古典と向き合えるかどうかだと思います。古典が嫌いだったら、ちょっと辛いかもしれないけど「古典苦手だけど先生になりたいし、ちょっと頑張ってみようかな」っていう気持ちがあるなら全然大丈夫。大学の授業を受けて、はじめて古典って、意外と面白いと思えたから苦手でも大丈夫だと思います。
小学教員免許2種を取りたいんですけど、夏休みに授業を取って勉強することは大変ですか?
小学教員免許2種(小2免)は迷ったら絶対に取るべき!小2免の内容は現場に出た時に直結するし、正直、国語教育の授業はまだ指導案を書く授業がないけれど小2免は毎回書くから、小2免を取っている人だけが指導案の書き方を知っている。小2免は1項目につき2週間くらい、がっつりあって大変だけど、人脈が広がるし、ものすごい量の学びができるし、模擬授業の実践とかも人一倍できる。普段教われない先生から教わったり、元校長先生のような方とも関われるので、絶対に小2免は取ってほしい。何より小2免をやると小学校の2種免許がもらえるからお得です。
その他知りたいこと
高校生のうちに国語において学んでおくことは何ですか?
本を読んでおけばよかった。大学は、研究系の課題があるので本当に自分の好きな本を読む時間がない。本はすごく読んでおくべきだったなと感じます。
国語の先生なるなら知ってるよね?」と言われる著者の本を読んでおくべきだったとすごく感じます。高校でもらえる国語便覧を網羅しておけば、大学に来ても理解しながら授業を聞ける。国語便覧は宝物にした方がいいと思います。
オンライン授業について感じていることや苦労していることを率直に教えてください !
去年はオンライン授業が当たり前で、オンラインだと先生が「じゃあ切りまーす」といってブチっと切ってしまったら、そのあとは一人でシーンって感じだったと思いますが、うちの学科は会えないけどみんな仲が良かったから本当に恵まれていました。
苦労した点は、オンラインが繋がらないとすごい焦る。オンライン授業を配慮していただいても、入れないと授業が進んでしまうのでそこがちょっと大変だった。
今年対面に変わってきて、授業はじまる前にワイワイ喋ったり、終わった後にダラダラ帰ったりとか、そういうのがあるのが凄い楽しいなって感じています。
部活やサークル、アルバイトなどと両立するのは難しいですか?
サークル(教育実践サークル なごみ)に入っているし、バイトも2つやっていて両立できてるか、といわれると出来ているというよりかは両立させてる。全部ちゃんと出来ているかはわからないけど、何とかなってるから大丈夫かと。大学の講義が第一優先でサークルも「自分のペースで参加してくれれば」と先輩が言ってくれています。バイトはそういう訳にはいかないが、うまくやりくりができています。それらを気にしてやりたいことをやらないのが絶対にもったいないと思います。
国語教育学科を目指す受験生にメッセージ
先生になりたいなら玉川大学はオススメです。国語教育学科は国語の先生になりたい人にとって、とてもいい環境なのでぜひ来てください。