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    更新日 2025年7月9日

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花菖蒲図鑑

TOP > 花菖蒲図鑑 > 品種一覧-か行 > 鶴鵲楼

かくじゃくろう

鶴鵲楼

Kakuzyakurou

   
江戸系 【花容】垂れ咲き 【英数】三英 【花色】淡い紫色の地に白筋 【開花時期】
早咲き、2019年は6月9日に開花

分類 : 江戸系の古花品種で、垂れ咲きの三英花です。
外花被片 : 花被片の形状は円形で大きく、周縁部がややフリルを帯びています。花色は淡い紫色の地に、基部から放射状に欲しく白色の筋が入ります。基部のアイとその周辺の白色が良く目立ちます。
内花被片 : 形状はさじ状でやや内巻き、軸と直角の水平方向に向かって伸長しています。花色は白色で周縁部は紫色の覆輪が入ります。
花柱枝 : 白色で、先端部は2裂開しずい弁が発達します。ずい弁は内巻きで、先端部は円形で鋸歯が発達しません。ずい弁の色は周縁部に紫色の覆輪が入ります。先端部は円形です。
備考 : 江戸時代に、松平左金吾(菖翁)によって作られた、『菖翁花』ではないかと言われていますが、本学で分子生物学的に研究した結果、『菖翁花』ではないことが明らかになりました。ただし、江戸系の古花の特徴を表現します。開花と同時に花色が微妙に変化しますので、その点では観賞価値の高い品種の一つと言えるでしょう。
文献 :
  • 田淵俊人 2016.江戸時代中期から後期―ハナショウブ栽培の飛躍的な発展と菖翁業績.ハナショウブ.(監修:柴田道夫.『花の品種改良の日本史』).p238−239.悠書館,東京.
  • 小林孝至・和田 瞳・人見明佳・田淵俊人.2017.  アイソザイム解析から見たハナショウブの起源ーノハナショウブとの比較ー.園芸学研究.16(別1):412.
  • Kobayashi, T. and T.Tabuchi. 2024. Characteristics and apprication style of Japanese irises (Hana-soyubu) 1. Edo-group and Higo group. WOTZ Book. International Society for Horticultural Science. 98.

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