かくじゃくろう
鶴鵲楼
Kakuzyakurou
江戸系 | 【花容】垂れ咲き 【英数】三英 【花色】淡い紫色の地に白筋 【開花時期】 早咲き、2019年は6月9日に開花 |
分類 | : | 江戸系の古花品種で、垂れ咲きの三英花です。 |
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外花被片 | : | 花被片の形状は円形で大きく、周縁部がややフリルを帯びています。花色は淡い紫色の地に、基部から放射状に欲しく白色の筋が入ります。基部のアイとその周辺の白色が良く目立ちます。 |
内花被片 | : | 形状はさじ状でやや内巻き、軸と直角の水平方向に向かって伸長しています。花色は白色で周縁部は紫色の覆輪が入ります。 |
花柱枝 | : | 白色で、先端部は2裂開しずい弁が発達します。ずい弁は内巻きで、先端部は円形で鋸歯が発達しません。ずい弁の色は周縁部に紫色の覆輪が入ります。先端部は円形です。 |
備考 | : | 江戸時代に、松平左金吾(菖翁)によって作られた、『菖翁花』ではないかと言われていますが、本学で分子生物学的に研究した結果、『菖翁花』ではないことが明らかになりました。ただし、江戸系の古花の特徴を表現します。開花と同時に花色が微妙に変化しますので、その点では観賞価値の高い品種の一つと言えるでしょう。 |
文献 | : |
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