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    更新日 2025年7月4日

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花菖蒲図鑑

TOP > 花菖蒲図鑑 > 品種一覧-か行 > 玉宝蓮

ぎょくほうれん

玉宝蓮

Gyokuhouren

江戸系 【花容】玉咲 【英数】三英 【花色】薄赤紫 珍花 玉咲き 小輪
【開花時期】6月中旬

分類 : 江戸系で玉咲きの古花品種で三英花です。
花被 : 地の色はわずかに紅紫を帯びた白色で、上方に向かって開花、開花翌日にはやや開いて水平になることがあります。覆輪が薄い紅紫の筋がごく僅かに見られます。アイの色は黄色で開花時には内側にあるために見えません。この写真では、花被片の上部が癒合した結果、花被片同士が付着して開かなくなったものです。開花時に潅水量を増やすと開くこともありますが、花被片が非常に薄いので直射日光下ではこのように癒合することがあります。
備考 : 1851年(嘉永4年)以前に育成されたと言われています。このような上咲きになる理由については、本学での研究成果を「筑羽根」の項目に記載しました。
文献 :
  • 平松渚・中村泰基・田淵俊人.2009.ノハナショウブの変異性に関する研究(第13報) 茎頂部が花柱枝化し,花被片が形成・発達する移行過程の外部形態と,細胞構造の推移に関する仮説.園芸学研究.8(別2)581.
  • 田淵俊人・矢口雅希・萬代有紀・平松渚・中村泰基・松本和浩.2010.ノハナショウブの変異性に関する研究(第17報)外花被片の形態の定量的評価.園芸学研究.9(別1):437.
  • 田淵俊人.2016. ハナショウブの特徴、江戸ハナショウブの特徴.(「花の品種改良の日本史」柴田道夫監修)、233,244.悠書館,東京.
  • 田淵俊人.2021.「上向きに咲く」ハナショウブ品種における外花被片の組織学的特性について.園芸学研究 20(1)295.

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