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[農場実習]里山管理

今回は春学期に農場実習の中で行った里山管理について、担当の關先生よりご紹介いただきます。大学の敷地内にある里山でどのようなことが学べるのでしょうか。

「社会問題ともなっている生物多様性の低下には、開発等に伴う生息地の消失などの他にも、自然に対する人間の働きかけが減少したことも大きく影響しています。その一例として、里山の管理不足が挙げられます。昔は、樹木の伐採など人間が自然を利用することで、多様な里山環境が形成され、それにより多くの生きものが生息できていました。しかし、燃料革命等によって里山の価値が低下し放棄されたことで、里山環境はより単一的になり生物相も単純化してしまっています。本実習では、樹木の伐採やキノコ栽培などを通して、里山管理の基礎と重要性を学びます。みんな汗まみれになりながらもお互いに力をあわせて頑張っていました。」