研究室ガイド

玉川大学 入試Navi

先端食農学科

安全安心で機能的にも優れた食料の研究。先端技術で従来の農業の枠を超えて未来の「食」を支える人材を養成します

学びの特徴

「食」に直結する分野の研究を集約したのが先端食農学科であり、未来の食料生産技術や食品の機能、食品生産加工技術について、体系的に学修します。
本学では未来型食料生産システムとして、LEDを用いて野菜を生産する「LED農園」や、海産物を陸上で養殖する「アクア・アグリステーション」など、大型の実習施設をいち早く設置。これらの実習施設を利用しながら新しい食料生産のしくみについて体験的に学修します。
また、生産された食料の品質や機能性を評価し、安心して食べることのできる食品に加工する食品加工製造技術についても、充実した実習施設を利用して学ぶことができます。
カリキュラムでは実習・実験などの体験型の学修を重視。生命現象への理解を深めながら、安全安心で、機能的にも優れた食品や食料生産のあり方を探究します。

教育目標

先端食農学科では、食品の安全性や機能性、食品の持つ役割について理解を深め、既存の農業を超えた新たな食料生産のしくみや食品の機能性、食品製造にかかわる専門的な知識と実践的な能力を身につけた人材を養成することを目標としています。植物工場や陸上養殖など最先端のシステム化された食料生産に関する知識や能力を身につけ、食品の機能性や安全性、食品の製造・加工に関する知識や能力を習熟できる学修環境の提供を通じて、新しい食料生産、食品加工の分野で活躍できるエキスパートを育てます。

めざす分野・職業

  • 食品関連企業
  • 植物工場関連企業
  • 水産加工関連企業
  • 農業生産法人
  • JA
  • 公務員
  • 病院
  • 学校給食関連企業
  • 大学院進学 など

免許・資格取得

  • 食品衛生管理者(卒業後要申請)
  • 食品衛生監視員(任用資格)
  • 環境再生医(初級)
  • 学芸員
  • TAPファシリテーター
  • 環境エデュケーター

※中級バイオ技術者認定(2年次修了後に受検可)、上級バイオ技術者認定(3年次修了後に受検可)、日本農業技術検定(実技試験が免除になる場合があります)、食Pro.、フードアナリストなどの受検を推奨しています。

学修システム

学びの流れ

画像をクリックすると、pdfが表示されます。

学びの流れ

※科目名称や開講セメスターは、変更されることがあります。

充実した学内の研究施設

国内のフィールドワーク
Future Sci Tech Lab
植物工場研究施設
国内のフィールドワーク
Food Science Hall
食品加工実習施設
国内のフィールドワーク
Aqua-Agri Station
海産物養殖施設

Future Sci Tech Lab

植物工場研究施設として、2010年に稼働を開始。ダイレクト水冷ハイパワーLEDの本格的な実用化実験を進めています。床面積800m2の施設に5つの栽培実験室を備えLEDを使って大規模に植物栽培試験ができる施設です。葉菜類をはじめとする植物工場の実用化実験、医薬品など機能性物質を生産する植物工場の研究、さらに宇宙空間での農業をめざした宇宙農場の研究などを進めています。

"LED"で育てる新しい農業のかたち
LED農園の取り組みについて

Food Science Hall

「たまがわはちみつ」や「たまがわアイスクリーム」など、研究成果を社会に還元してきた農学部が、この施設を活用しながら『食』をキーワードに、生産現場をはじめとするアウトドアでの活動と、研究室・実習室などのインドアでの活動の双方で行う学際的な協働学修を進めていきます。

農学部生産加工室が「Food Science Hall」へと新しく生まれ変わり、お披露目会が開かれました

Aqua-Agri Station

水産資源の新しい養殖技術を研究する施設として、閉鎖環境におけるアワビの養殖技術を確立し、人類が直面する食料問題の解決を通じての社会貢献をめざします。

科学するTAMAGAWA 閉鎖環境でのアワビ養殖に挑む、農学部「アクア・アグリステーション」
玉川大学農学部「アクア・アグリステーション」にて、「玉川の丘アワビ」導入式が行われました

研究領域

先端食農学科では、「システム農学領域」「食品科学領域」の2つの研究領域があります。3年生秋学期からどちらかの領域に所属し、4年生から本格的に卒業研究に取り組みます。