環境農学科は、自然生態系、農業、社会の3つを基本として、環境について学び、これらの関係を理解し、問題を発見して取り組めるようになることを目的としている学科です。
これらには、世界的なものから地域的なものまでさまざまで、その取り組みには、国際性(グローバル)と地域性(ローカル)の知識と経験にもとづく視点が大切です。この「グローカルな眼差し」を育くみ、世界が取り組んでいるSDGs(持続可能な発展目標)に貢献できるよう、環境農学科では、以下のカリキュラムをとくに充実させています。
環境農学科 4つの魅力
1実践的・体験型の
学修が豊富!!
環境農学科では講義以外に、農場での実習や学外研修など、現場で実際に手や体を動かす、実践的・体験型の学修に力を入れています。本学の国内各施設での実習・研修、および海外留学プログラムでは、様々な自然環境と生態系、国・地域によって異なる農林水産業などに触れ、生態系や農業と人間社会の関係を体系的に学ぶことができます。
2学んだ成果を
「伝える力」が身につく!
環境農学科の実習や実験・演習科目では、みんなの前で発表(プレゼンテーション)する機会を多く設けています。現在、そして未来の自然環境、および農林水産業に関わる疑問や課題に向き合い、自主的に情報を収集・分析する技術や能力を磨いて、得られた情報や知識を適切に解釈し、第三者にわかりやすく伝える力を身につけます。
3さまざまな地域や国の持続可能な発展や環境保全に貢献できる!
現在、持続可能な発展や環境保全への意識の高まりから、これらに関する知識と問題解決能力を持つ人材が世界的に広く求められています。環境農学科では、これらの基礎知識や専門的な知識・技能を実践的学修をとおして身につけるだけでなく、卒業研究に深く取り組む中で問題発見・解決能力を鍛え、さまざまな地域や国での持続可能な発展や環境保全に貢献できる能力を育みます。
4英語科目が充実!
英語力が着実に身に付く!
環境農学科では国際社会の一員としての基本的な英語力を身につけることに力を入れています。1年生では留学を充実させるために求められる基礎的な英語を、約4ヶ月間の留学では実践的な英語力を伸ばします。さらに帰国後は英語を使用しながら、環境農学科で学んだ知識や実体験を振り返るとともに、専門知識を深めていきます。また、さまざまな国や地域の人々との交流から協調性やコミュニケーション能力も高めます。
4年間の学び 主な開講科目
4年間で着実に英語力を伸ばす
海外留学開始の条件はTOEIC® L&R 400点以上
環境農学科の海外留学では語学とともに、環境、自然、農業などの専門分野も学びます。留学先でも効果的に学修できるよう、最低限の語学力としてTOEIC® L&R 400点以上の留学開始条件を設けています。
玉川大学開講の英語学修のためのELFプログラムに加え、1年次には環境農学科開講のTOEIC対策を中心とした授業を受講し、2年次の留学に備えてTOEIC® L&R 400点以上の取得を目指します。
卒業前までにTOEIC® L&R 600点以上
1年次の英語学修を基礎に、2年次にはホームステイを含む海外留学、3年次には留学成果の振り返りとなる英語開講科目を通して、国際社会に通用する基礎的、実用的な英語力を着実に身につけます。
環境農学科の卒業要件の一つである「TOEIC® L&R 600点以上」を達成することで、社会で認められる基礎的な英語運用力を獲得できます。
充実した英語開講科目
高度な知識と技術を身に付ける専門領域研究
3年生後半より「生態系科学領域」「持続的農学領域」のどちらかに所属します。4年生からは専門分野に分かれ卒業研究を進めながら、より高度な知識と技術を身に付けます。
学びのキーワード
- 生態系の連続性
- 物質循環
- 土壌生物
- 里山生態系
- 野生生物の保護管理
- 環境リモートセンシング
- 環境保全型農業
- 植物生理生態
- 繁殖学
- 絶滅危惧種
- 国際協力
- 作物栽培技術
主な就職先
農業
- シェアグリ
- ナガホリ
- 農業法人深作農園(有)
- (有)藤井牧場
メーカー/小売業
- ウェルファムフーズ
- ケル
- 敷島製パン
- シャトレーゼ
- 第一屋製パン
- プライムデリカ
- マリンフーズ
- ヤスマ
- 山崎製パン
- UNITED FOODS INTERNATIONAL
商社
- クレスコ
- 埼玉県学校給食会
- 三愛石油
- 東京シティ青果
- 東京千住青果
- トゥモローランド
- ドール
- 日邦薬品工業
- 日本食研ホールディングス
- 船昌
- ヨシモトアグリ
流通
- イオンリテール
- オーエムツーミート
- 京樽
- 埼玉種畜牧場
- サミット
- 静鉄リテイリング
- ジャパンビバレッジホールディングス
- スターバックスコーヒージャパン
- 生活協同組合コープみらい
- ソフマップ
- 東京キリンビバレッジサービス
- ファミリーマート
金融
- 東洋証券
- 飯能信用金庫
輸送
- 相模鉄道
- JALスカイ
建設業
- 加勢造園
- クボタ環境サービス
- 清水建設
- 日軽エンジニアリング
- 吉村造園
情報・通信
- システムエグゼ
- ジャパンシステム
- 日立システムズパワーサービス
- フロムスクラッチ
サービス
- カネボウビューティカウンセリング
- クボタアグリサービス
- JAかながわ西湘
- JA相模原市
- JA東京みらい
- WDB エウレカ社
- (大)千葉大学
- ユニバーサル園芸社
公務
- 愛媛県庁
- 小田原市役所
- 埼玉県庁
- 弟子屈町役場
- 新潟市役所
※[参考]2019・2020年3月 生物環境システム学科、2021年3月環境農学科卒業生実績
大学院進学実績
国内大学院
- 玉川大学
- 東京農工大学
- 茨城大学
- 千葉大学
- 北海道大学
- 宮崎大学
- 近畿大学
- 神戸大学
- 東京都立大学
- 宇都宮大学
- 横浜国立大学
- 静岡大学
- 兵庫県立大学
海外大学院
- スターリング大学 (英国)University of Stirling(MSc Environmental Management)
- スターリング大学 (英国)University of Stirling(MSc International Business)
大学院進学人数
- 2017年 4名
- 2018年 6名
- 2019年 9名
- 2020年 8名
取得できる資格
- 環境再生医(初級)
- 学芸員
- TAPリーダー
※履修状況により、取得可能な資格が異なります。