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環境農学科4年生の記事が掲載されました

多くのことを学んだカナダのオンライン留学

農学部環境農学科3年 大貫愛美

私は、カナダのバンクーバーアイランド大学に約4か月間の海外留学をする予定でしたが、COVID-19の影響により現地へ行くことができなくなり、2021年の春学期にオンライン留学をしました。環境農学科を選んだ理由が「海外留学へ行き他国の自然を感じること」であった私にとって、留学がオンラインになってしまったことはとても残念でした。でも、バンクーバーアイランド大学と環境農学科の先生方のおかげで充実したオンライン留学になったと感じています。

このオンライン留学では、前半の1か月半は基礎英語の授業を受けました。現地の先生の元、シリアや中国、コンゴ共和国からの留学生と玉川学生、合わせて15名ほどのクラスでした。発音の違いやオンラインならではの通信障害に最初は戸惑いましたが、個別でのワークやディスカッションを通じて基礎英語とともに他国の文化を楽しく学ぶことができました。

後半の1か月半では専門科目を受講し、カナダの植物について英語で学びました。この授業では現地の写真や動画をみてディスカッションを行ったことにより、日本にいながらもカナダの大自然を感じることができました。

私はこの留学で「積極的に話すこと」の大切さを改めて学びました。始まった当初は自分の英語に自信が持てず話せませんでしたが、カナダの先生方が自分のつたない英語でも理解するまで話を聞いてくださったおかげで、プログラムが終わるころには積極的に勇気をもって話すことができるようになりました。英語力の向上はあまり感じることはできませんでしたが、英語への苦手意識はなくなったと思います。カナダの先生方や多国籍の生徒も同じようにリモートで参加していたため、各国の自宅の雰囲気を垣間見られたことも新たな発見でした。

オンライン授業になり日本との時差がある中で、授業をしてくださったカナダの先生方、英語や授業への悩みを親身になって聞いてくださった玉川ナナイモ校地スタッフの皆さん、知識の定着のため日本で対面での実習を行ってくださった環境農学科の先生方などたくさんの方のサポートがあってこそのオンライン留学でした。この感謝を忘れずに、今回の留学経験を今後の人生に活かしていきたいと思います。