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卒業研究紹介

2021年度卒業の持続的農学領域の卒業生による研究紹介です(山﨑 旬 教授指導)

栽培環境(ガラス温室・遮光ネット)が、食用花としてのベゴニア・センパフローレンスにおける収穫量、品質に及ぼす影響

食用として利用できる花が、近年注目を集めているが、栽培方法や収穫適期、保存方法の検討など、研究事例は少ない。本研究では、観賞用としても用いられているベゴニア・センパフローレンス(3品種)を供試植物とし、種子から栽培を行った.温室内と屋外で、それぞれ遮光ネットの有無による計4処理区を設け、食用花として栽培(生産・収穫)をするのに適した条件を検討した。結果として外/遮光あり区で収穫量が多く、商品花率も高い値を示した。また、アンバサダーピンク2は他品種よりも保存性が高いと考えられた。

栽培したベゴニア・センパフローレンス

研究に取組んだきっかけ、感想など
「花」と「食」のどちらにも興味があったことから、近年注目を集めている食用花(エディブルフラワー)の研究に取組むことにしました。見た目はとても華やかですが、食用花についての研究事例は少なく、調査方法などの検討に苦労した部分もありました。研究に使用する植物を種子から栽培しましたが、長期休暇中も管理を欠かさずに行い、栽培テクニックも身に付いたと思います。