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卒業研究紹介

2022年度卒業の持続的農学領域の卒業生による研究紹介です(山﨑 旬 教授指導)

玉川学園構内の樹木名ラベルの現状および
併設校生徒(9〜12年生)への意識調査

本研究では玉川学園構内の樹木名ラベルの現状調査及び不備があるものの遂行、新たに取り付け作業を行い、樹木名ラベルが学習にどのような影響を与えるか併設校に通う9〜12年生へアンケート調査を行った。現状として、玉川学園構内には206枚の樹木名ラベルが設置され、そのうち取り付けに問題がある樹木名ラベルは75枚(36.4%)であった。アンケートの結果、樹木を利用した授業を経験したことのある生徒は28.5%であり、そのうち78.8%が小学部から入学した生徒であった。また、整備前に樹木名ラベルを見たことがあると回答した生徒は79.2%であったが、整備後は91.1%に増加し、37.1%の生徒が樹木名ラベルを見る頻度が増えたと回答した。

新たに設置した樹木名ラベルの一部

研究に取組んだきっかけ、感想など
学芸員という博物館で働くための資格を取得した際にキャプションやラベルの効果について興味を持ったことと、学園に役立つ研究をしたいと考え、この研究に取り組みました。
研究を通して樹木の同定ができるようになったり、植生からその土地の気候や地形について考えられるようになりました。樹木名ラベルを含め植栽管理は労力がかかってしまいますが、社会に樹木名ラベルが普及・整備されるようになったら良いなと思いました。