研究室ガイド

玉川大学 入試Navi

卒業研究紹介

2022年度卒業の持続的農学領域の卒業生による研究紹介です(石川 晃士 教授指導)

神奈川県二宮町の湘南オリーブによる地域ブランド化の確立に向けての現状と今後の展望

近年、日本の農業では耕作放棄地が大きな問題となっている。神奈川県二宮町では、耕作放棄地問題の解消を目的として、オリーブ栽培が2012年頃から取り組まれている。そこで、本研究ではオリーブ栽培や産業の現状を把握し、将来的なブランド化形成、オリーブ産業による地域振興の可能性を明らかにすることを目的として、関係機関へのヒヤリング、アンケート調査を実施した。その結果、オリーブ産業の経済面の難しさや、認知拡大のための活動の再検討、町と農家との連携構築の強化が必要であることが明らかとなった。ブランド化形成のためには、商品に高付加価値を付け、消費者が求めるものを作れるのかが重要であり、地域一体となって地域発展に向けて取り組んでいくべきだと結論付けた。

湘南オリーブの郷(農園)

研究に取組んだきっかけ、感想など
オリーブオイルを普段からよく利用しているので、私にとって身近なものでした。そこでオリーブについて勉強したいと思い、オリーブの研究を選択しました。ヒヤリング調査などを行ったことで、実際に農家が感じていることやオリーブに対する想いなどを沢山お聞きすることが出来ました。自分からアポイントをし、話を聞くということは将来に役立つと思っています。