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卒業研究紹介

2023年度卒業の持続的農学領域の卒業生による研究紹介です(石川 晃士 教授指導)

長野県東信地区のワイン事業による
地域活性化の現状と今後の展望

近年、長野県産ワインは国内外からの高い評価を受けているが未だ知名度は高くない。本研究では長野県産ワインを国内市場でさらに広め、ブランド化の確率をすることを目的に県内で最もワイナリーが多い長野県東信地区のワイン産業関係者へのヒアリング調査並びに首都圏の消費者に対するアンケート調査を行った。その結果、同地区に位置する各市による個別のワイン事業は行われているものの、東信地区全体で連携した取り組みは活発でないこと、ワインを通じて誘客を促す必要性が明確となった。そこで、地域内の複数の特徴あるワイナリーを活かし、隣接したワイナリーを巡ることで公共交通や宿泊を促すワインツーリズムを促進することが、ブランド化の確率に繋がっていくはずであると結論づけた。

アルカンヴィーニュよりワイン樽

研究に取組んだきっかけ、感想など
私は、地元長野の自然環境がとても好きです。卒業研究では、 何か地元貢献に繋がるテーマを探していたところ、長野県ではワイン産業が徐々に盛り上がっていることを知りました。しかし、 首都圏では長野県の認知度が低いことに気付き、 研究として長野県産ワインを首都圏市場で広げるための提案を目指しました。研究を通じて様々な方と関わったことで、私自身が長野県産ワインの虜になりました。

Le vin est profonde.