持続的農学領域の研修旅行
持続的農学領域の3年生は秋学期が始まる前の9月中旬に、これからの日本や世界の農業について考える機会となるよう、産業、行政、研究機関を訪問する研修旅行に行きます。今年は、初日にJICA筑波と、道の駅常総へ、二日目に筑波実験植物園と千葉大学柏の葉キャンパス環境健康フィールド科学センターを見学する、1泊2日の日程で実施しました。
それぞれの見学先では、施設の概要をうかがってから、実際のフィールドや販売物、生産物を紹介いただきました。学生たちは実物を見たことで大きな刺激になったようです。JICA筑波ではアフリカ地域からの研修生と交流する機会もあり、英語を用いたコミュニケーションにより意思疎通ができる楽しさを思い出していました。
これらの積み重ねた経験は、これから始まる卒業研究や、卒業後の進路に活かされていくことでしょう。


JICA筑波では、国際協力の重要性や、農業分野での取り組みについて学びました。写真はアフリカで普及しているNERICA米の紹介(写真1)や、日本へ農業技術・流通を学びに来ている研修生との交流(写真2)をおこなっている様子です。


道の駅常総では、地域活性化に向けた産業や農業の取り組みを学びました。写真は道の駅常総を運営するTTCグループの取り組みの紹介(写真3)、お店のオススメ商品をお土産にいただき、笑顔な一同(写真4)の様子です。


筑波実験植物園では、植物園の役割、多様性の大切さを学びました。写真はエノコログサから選抜育種されたアワの紹介(写真5)、水管理を変えたことで野生絶滅したコシガヤホシクサの野生復帰の取組(写真6)を聞く様子です。


千葉大学柏の葉キャンパス 環境健康フィールド科学センターでは、環境制御型の施設栽培である植物工場(写真7)や、ナシなど果樹の栽培技術開発(写真8)の取り組みについて学びました。果樹栽培を説明いただいた技術職員は玉川大学農学部の卒業生です。