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卒業研究紹介

2023年度卒業の持続的農学領域の卒業生による研究紹介です(石川 晃士 教授指導)

神奈川県相模原市における
子ども食堂の現状と展望

現在の日本では、7人に1人の子どもが貧困状態にあるとされている。その中、1つの解決案として民間発の取組である子ども食堂が注目されている。そこで本研究では、身近な自治体の相模原市を事例に子ども食堂の支援の現状や工夫、課題を明らかにし、継続的なより良い子ども食堂の運営方法を見出すために関係機関へのヒアリング調査を行った。その結果、子ども食堂では居場所として利用可能な物理的な場所の不足、環境の異なる子どもへの柔軟な対応という具体的課題が抽出された。子ども食堂が、学校、空き家、福祉施設との協力と有効活用、大学連携でのボランティア学生を活用した地域全体での繋がりを作ることで、より良い地域づくりとともに子ども食堂としての活動が行えると結論付けた。

子ども食堂ちゃお!

研究に取組んだきっかけ、感想など
ニュースを見ていると、子どもの貧困について大きく話題となっていました。そこで、卒業研究をするにあたり、貧困者支援の一環として食を通した教育・健康ということで子ども食堂に注目しました。実際に子ども食堂へのボランティアとして参加し、子ども食堂への支援を含め、より良いものにする研究を行いたいと考えました。自分が主体となりヒアリング調査から提案まで行ったこの経験は、自分の就職先でも生かしていきたいです。