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卒業研究紹介

2024年度卒業の生態系科学領域の卒業生による研究紹介です(関川 清広 教授指導)

フェンスを利用したつる植生の評価

つる植物は、つるによる巻き付き、巻きひげ、吸盤、不定根などによって、他の植物体や構造物をつたって植物体を上方へと成長させる植物であり、林縁や草原を覆って他の植物を枯死させ、都市や農地では防除に多大な労力を要する。玉川学園キャンパスにおいても、つる植物がフェンスに巻き付いている様子を観察できる。本学キャンパスにおいて、つる植物によるフェンスの植生(以下フェンス植生)を調査し、つる植物の出現パターンを明らかにすることを目的として、研究を行った。キャンパス内のフェンス6ヶ所を調査区とし、支柱ごとに小調査区として、つる植物をリストアップした。各調査区の出現種、出現種数、各種の出現区数と出現頻度を解析した。最多出現種数は20種、最少は6種、全体として26種が出現した。出現頻度が6(最大)はクズなど4種、同様に5はオニドコロなど4種であった。

玉川学園キャンパス内のフェンスの例

研究に取組んだきっかけ、感想など
玉川大学キャンパスを歩いているといたるところでアケビやクズなどのつる植物が目にすることができ、興味がわいたため、つる植物を題材とした研究に取り組むことにした。植生調査のための同定を通して、今まで何となく「つる植物」という捉え方をしていたものが、名前がわかるということに対してうれしく思い、植物を見る目の解像度が上がったと感じた。