本学農学部生産農学科の島田温史 技術指導員は、鹿児島大学大学院連合農学研究科に在籍していた際に行った「パッションフルーツにおける高品質果実安定生産のための環境条件の解明に関する研究」の成果が評価され、日本熱帯農業学会に新設された日本熱帯農業学会賞ヤングサイエンティスト賞の第一号受賞者となりました（2022年3月15日第131回講演会にて）。

受賞研究では、パッションフルーツの生育環境条件として、光や温度、水分管理などが樹体生育および果実品質にどのように影響するのかを検討し、パッションフルーツ栽培における最適な環境条件を明らかにしました。本成果は、今後の日本におけるパッションフルーツ栽培に大きく貢献するものと考えられます。本学においても、島田技術指導員は農学部の教員や学生と共にパッションフルーツをはじめとする熱帯果樹栽培の更なる研究の発展を目指して精力的に取り組んでおられます。