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夏に北海道と鹿児島でフィールド実習を実施しました

3年次に生産農と先端食農が合同で学外農場において実施するフィールド実習IIIという希望者が履修する選択科目があり、2022年度も感染症予防対策をした上で滞りなく実施できました。

8月に北海道の弟子屈農場に行った学生たちは、演習林や農業機械の見学、ブドウの栽培管理、牛の飼育管理、硫黄山周辺の散策などを行いました。一方、9月に鹿児島の久志農場へ行った学生たちは、カンキツやマンゴーの栽培管理や、害獣対策、海岸での水生生物の調査をしました。10月にそれぞれの実習地で班別に行った果実や海の生物の調査についての報告会を合同で行い、それぞれの実習の様子について学び合いました。

学生の実習の感想より抜粋。

北海道

「今回の実習で北海道に行ってとてもいい経験になった。首都圏では体験できないような雄大な自然に触れ、農業の一端にも触れることができた。また、やった事のない牛舎清掃を行い、生き物の管理の大変さや管理の楽しさを学ぶことができた。」

「北海道の農地は非常に広大で、ほとんどが機械に頼った農業であるという事を感じたと同時に、それらに用いる重機の大きさや工夫を知ることができました。今回の実習では多くの経験を通して、初めて体験することが多く、充実した実習となった。」

「体験をすることで、説明されるだけではなく自分で見て気付けることがあり、記憶にも残りやすかった。気後れして行動に踏み出せないことがあるが、自分から行動することで、体験し学ぶことが自分のためになると理解できた。」

鹿児島

「台風が通りやすい地域だからこそ、風で枝がおられないよう、剪定を行い、果実を採取する。また、害獣、害虫の被害をできるだけ抑えるために罠を仕掛けたり、網を張ったり、農薬をまくなどの対策を見学することができた。この地域ならではの対策方法、被害など注意する点に関しても一緒に学ぶことができ、農業というものに対して、ますます興味が沸いた。」

「今回鹿児島実習を終えて普段では中々体験することができない貴重な経験をさせて頂きました。今後は久志農場で経験したことなどを踏まえ農業について今までよりも詳しく学び、それに関係する生物のことも今まで考えなかった方向からも学んでいこうと思います。」

「非常に楽しく毎日が充実していた。現地の方や先生方と打ち解けることが出来、コロナ期間で忘れかけていた人とのつながりを感じることが出来、非常に幸せだった。」

実習の様子

北海道:弟子屈農場

ブドウ園の栽培管理
肉牛の飼育管理
硫黄山周辺の植生観察

鹿児島:久志農場

柑橘栽培の見学
マンゴー栽培の見学
海岸での生物調査