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先端食農学科ニュース

レモン由来の化合物を使って、花をいつまでも長く咲かせる
(先端食農実験、2年次)

「カーネーションの花をいかにして長く、綺麗に開花させ続けられるか」をテーマにした実験風景です。

花をいつまでも綺麗に咲かせられれば、こんなに嬉しいことはありません。そこで、エージング(老化)について班ごとに考えて、「科学的な根拠に基づいた、処理を考える」グループワークに入りました。

ちなみに、花の鮮度を保つのに何と!レモンを使います。食品科学領域の先生にお願いして、レモンペクチン(オリゴガラクチュロン酸といい、食器の雑菌を防ぐために開発したものです)を作って頂き、システム農学領域に所属する私が花に応用しました。

これを使うと抗菌作用の他、栄養効果もあり、花が綺麗に、そしていつまでも長持ちして咲き続けるというわけです。この物質は天然のレモン由来ですので、そのまま廃棄しても環境にやさしい、SDGsに沿った内容でもあるわけですね。