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先端食農学科ニュース

食品加工実習の授業の様子

試験期間を終えた8月上旬に食品加工実習(集中)が4日間開講されました。この実習では様々な食品加工を通して、重要な7S(整理・整頓・清掃・清潔・習慣・洗浄・殺菌)を取り入れて食品素材の特性、食品製造の基礎、食品衛生などを体験的に学修します。安全と衛生に気を付けながら作業をするため、無駄のない動きを求められ、使い終わった後の空袋や器具などを放置しているとすぐに指導が入ります。また、実習中は入れ替わりでリーダー役と作業役に分かれて作業しながらチームワークを体験します。慣れないうちは指示を出すのも聞くのも恐る恐るといった様子でしたが、実習後半には皆慣れてきて、「終わったよ。次は何をすればよい?」「じゃあ次はこれの補助に入って…」とチームワークもスムーズに回るようになりました。短期間の実習ではありますが、食品加工の現場ではいろんなことを考え、安全に行わなければならいことを理解する貴重な学びになったのではないでしょうか。なお、今年はだし、フライシュケーゼとソーセージ(畜肉加工)、ゼリー(ゲル化剤)、うどんと中華麺(小麦粉)、アイスクリームの大量製造、メレンゲとマヨネーズとプリン(卵製品)の製造を体験しました。春休み中にも別のテーマの実習を行う予定です。

うどんと中華麺の製造:足踏みでのグルテン形成体験および食品添加物(色素)有無の比較
アイスクリームの大量製造:クリーンルームの食品衛生およびチームワークや役割分担、作業効率の学修
ゼリーの製造:ゲル化剤による違いを官能評価とテクスチャー測定で比較検証(南さつまキャンパス産きみかん果汁を使用)
講義で各種の食品加工の理論を学ぶ
卵加工:プリンの充填(動線を考える)