玉川大学農学部教授 田淵俊人
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    更新日 2022年7月11日

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花菖蒲図鑑

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りゅうおう

龍王

Ryuou

 
大船(例外) 【花容】やや垂れた平咲き 【英数】六〜九英 【花色】淡い紅紫色 中輪 【開花時期】5月31日(2018年)開花、(撮影:2017年度大学院修士課程修了生:山田隆裕氏)

分類 : 神奈川県フラワーセンター大船植物園で育成された品種で、やや垂れた平咲きの六英花ですが、九弁になることもあります。
花被 : 花被片の形状は円形か、卵状の円形で弁の質は薄く先端部が垂れます。淡い紅紫色で皺は少ないです。基本的には六英ですが、雄ずいが弁化して九英になることもあります。アイの周辺部、特に先端部は濃い藍色になり、脈も細い紺色です。
花柱枝 : 白色で中心部は黄色味がかっています。ずい弁は数弁に裂開し内巻きになります。雄ずいが弁化して、花柱枝の先端から突出しその場合は九英となりますが、個体差があります。雄ずいが突出して弁化した場合には、その先端部は細く、上部に向かって斜立します。
備考 : 1916年(大正5年)に神奈川県立農事試験場の宮沢文吾博士によって育成されました。品種「裂がくと花錦」の交雑実生の中から選抜して育成されました。撮影地された東京西部では5月下旬に開花しましたが、6月中旬まで開花するようです。
参考文献 :
  1. 松下芳恵・椎野昌宏・賤機高康・田邊孝・田淵俊人.2006. 日本の伝統的な園芸植物、ハナショウブの外部形態に関する特性評価 1.大船育成品種について.園芸学会雑誌.75(別1):387.
  2. 田淵俊人.2016.貿易の自由化とハナショウブの輸出―国際化に貢献したハナ ショウブ.柴田道夫監修 『花の品種改良の日本史』 252−254.悠書館,東京.

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