2024年度弟子屈町における研究発表会
北海道弟子屈町においては、例年農学部・農学研究科の学生が研究調査を行っております。2025年2月12日に、弟子屈町役場の講堂にて研究発表会が開催され、2024年度に研究調査を行った4年生・修士1年生合わせて6名の学生が研究内容の口頭発表を行いました。
2024年度は、弟子屈農場一帯に生息するチョウ類の棲み分けに関する研究や、歴史的民族(アイヌ民族)が利用していた植物とその自生環境に関する研究、試験醸造用に栽培をしているワイン用ブドウ(山幸)に関する研究などが行われました。行政関係者や町民などが大勢詰めかけ、学生たちは緊張した面持ちでしたが、各々が一年を通して得た成果を堂々と話す事ができました。発表後には盛んに質問や激励を頂き、貴重な体験となったようです。
当日の内容は2025年2月14日北海道新聞にも取り上げられました。
発表学生(2024年度の学年を表記)
農学部環境農学科
- 小川 真斗之「サカハチチョウとアカマダラの棲み分け」
- 野坂 美緒「北海道弟子屈町におけるヒグマおよび野生動物の環境利用 ーとくに弟子屈農場を中心としてー」
農学研究科修士課程
- 椙田 さくら(1年)「アイヌ民族薬草利用植物の自生環境について」
- 本田 真奈(1年)「倒流木の形態による有機物滞留の違いが底生動物相に及ぼす影響」
- 吉田 有輝(1年)「屈斜路湖畔における産卵期のヒメマスの保全 ー産卵床形成に対する湧水の影響ー」
- 和田 岳人(1年)「生育環境が醸造用ブドウ’山幸’の収量・品質に及ぼす影響について」

