聖山労作2025
2025年2月12日に玉川大学キャンパス内で学生と教職員が集い、聖山(せいざん)労作が行われました。聖山はキャンパス内で最も標高が高い山で、普段はあまり近づく機会はありませんが、整備の行き届いたきれいな山林です。頂上には池もあり、メダカやカエルなどの生物も観察できます。聖山労作は学生と教職員が共同で学内の自然の整備をしたり、制作を行ったりとフィールドを活かした教育活動の場となっています。この日は芸術学部・農学部・工学部から集まった有志が聖山に入り、樹木の伐採や記念品制作、炭づくり(ついでに焼き芋作り)を行いました。当日の様子を農学部先端食農学科の佐々木が報告します。
樹木伐採では倒れそうな古木を切り倒し、先に乾燥させておいた木材から農学部環境農学科の友常先生指導の下、炭を作成しました。ついでにサツマイモを投入。みんなでおいしくいただきました。炭は後日、聖山の森林に散布する予定です。炭素を炭として固定化すると樹木のままより長期間炭素を土壌に固定化できるんですって。
午後は桜の植樹作業。農学部の山崎先生の指導の下、クマノザクラとヒマラヤザクラという冬でも落葉しない山桜を植樹しました。クマノザクラは2018年に国内で約100年ぶりに認定された新種のヤマザクラで本学と包括協定を結んでいる和歌山県古座川町から毎年10本贈呈を受けています。ソメイヨシノより寿命が長いので長期間玉川の丘を彩ることが期待されますね。生長すれば玉川学園なかよし公園の近くの道路からも見ることができます。
20年後くらいに今日植樹した桜の元にまた集まって思い出話ができれば素敵ですね。



年甲斐もなく張り切るから…
