研究室ガイド

玉川大学 入試Navi

昆虫科学領域

社会性昆虫を中心に
昆虫の行動・生態や機能利用、
適応と進化の仕組みなどの研究に取り組む

主な学問分野

  • 昆虫機能利用学
  • 化学生態学
  • 昆虫生理学
  • 昆虫生態発生学

研究内容

  • 社会性ハチ類の情報化学物質の解析
  • 昆虫の脳内ホルモンによる繁殖行動の調節
  • 社会性昆虫における協力行動の生理機構とその進化
  • アリ類のカースト分化の分子機構
  • 社会性ハチ類の性決定及び性分化の分子機構

社会性昆虫の行動と生態の研究

研究
研究
研究
研究
アリ類の繁殖様式
研究
働きアリによる幼虫の養育行動

ミツバチの学習

研究
巣仲間の識別も記憶による(左が侵入バチ、右がガードバチ)

学びのキーワードと担当教員

学びのキーワード

  • 社会性ハチ類
  • 送粉昆虫
  • 情報化学物質
  • 共進化

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分野は?

小野 正人
小野 正人

昆虫機能利用学・化学生態学

ミツバチ、マルハナバチ、スズメバチ、アシナガバチといった代表的な社会性ハチ類を行動学、生態学、生理学、化学、そして遺伝学といったさまざまな学問分野の総合的視点から理解し、その機能の活用を考えます。

学びのキーワード

  • 表現型多型
  • 行動生理
  • 昆虫の社会機構
  • 繁殖制御機構

学べる
分野は?

佐々木 謙
佐々木 謙

昆虫生理学

動物は自然環境や社会環境の変化を検知し、脳のはたらきにより、行動や生理を変えます。「昆虫生理学」では、昆虫の行動や器官を調節する脳の仕組み、各器官を調和させて変えるホルモンの仕組みなどについて学びます。

学びのキーワード

  • 社会性
  • 個体間相互利用
  • 行動多型
  • 性淘汰

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分野は?

宮崎 智史
宮崎 智史

昆虫生態発生学

アリ類を含む社会性ハチ類では、カースト(階級)ごとに形態や行動が異なります。それらの違いを生み出す仕組みについて、器官形成の違いや、それをつかさどる遺伝子発現の違いに注目し、発生学や分子生物学の視点から解析を行っています。

4年次に取り組む卒業研究と主なテーマ

  • 社会性ハナバチの情報化学物質とそれを利用した植物の授粉の効率化
  • ミツバチのカースト特異的機能の生理学的解析
  • 社会性ハチ類のフェロモンとカイロモン
  • アリ類におけるカースト特異的な遺伝子発現の解析
  • ミツバチやマルハナバチの繁殖制御
  • モンシロチョウの交尾拒否行動を誘導する神経生理機構 その他