研究室ガイド

玉川大学 入試Navi

農学部環境農学科・先端食農学科の1年生が
「農場実習」の一環で間伐作業を聖山で行いました

7月2日と3日の2回にわけ、改修工事中の聖山にて、農学部環境農学科と先端食農学科の1年生が間伐の体験をしました。

これは、両学科1年生の「農場実習」の授業の一環で行われたものです。この授業では、学内農場で植物を栽培することはもちろんのこと、栽培を通して農具・工具の使い方、圃場の管理技術も学んでいきます。実習だけでなく、日本の農業の全体像や里山の現状など座学も交えて、実習をより深みのある学修にしています 。

今回の実習でも、まず座学として、時代の変化に伴う価値の低下によって放置される里山が多いという現状を理解してから聖山での間伐作業に臨みました。作業現場にて山路技術指導員から聖山の状況の説明があった後、3-4名が1つのグループとなり、伐採にあたりました。木の種類・特性を理解し、倒すためにどのようにのこぎりの歯を入れていけばいいのか。ほかの木の生え方を考慮し、どちらの方向に倒すのがよいのかといったことも学んでいきます。周囲の木の枝の状況から倒すのが難しい木については、ロープや滑車を使ってどのように引っ張れば木を倒すことができるかを先生方に教わりながら学生たちは作業をしていました。

木を倒して作業が終わりではありません。枝打ちをし、搬送しやすい形にすることも重要です。少しずつ木を解体し、種類ごとに分類する一連の流れを学生たちは体験しました。
なかなか学内では体験できない間伐作業に学生たちは「思ったよりも力が必要でした」「のこぎりの歯が挟まって動かすのが大変でした」「木を倒したときは達成感を感じられました」と体験して初めてわかることを感想として話してくれました。

講義等で専門知識をつけていくことはもちろんのこと、このような実習で体験することも学生自身の興味関心の幅を広げ、研究へと生かされていきます。1年生でしっかり基礎的な知識と技術を身につけ、今後さらに学修を深めていきます。