弟子屈農場で研究栽培している山ぶどうからワイン製造中です
弟子屈農場では、2009年からワイン用の山ぶどう系品種「山幸」「清舞」を試験栽培しています。これらの品種は十勝ワインで有名な北海道池田町で品種改良されたもので、中でも「山幸」は2020年11月に国際品種登録されています。
栽培研究で得られた果実は、卒業生が東京都内で運営する「東京ワイナリー」で試験的なワイン醸造を行っていましたが、北海道からの長距離輸送による品質劣化など多くの課題がありました。折しも、2024年8 月に弟子屈町で「屈斜路カルデラワイナリー」が竣工し、10月には弟子屈農場で収穫した山ぶどう(約200 kg)を用いたワイン醸造が始まりました。
醸造の前準備となる除梗(房から果実の取り外し)は、町田キャンパスからの応援も加わり2日掛りの作業となりました。その後、自然発酵、搾汁に至り浅い熟成の赤ワインとして3月に無事完成しました。新年度早々に、瓶詰め作業も無事に完了(375㎖用のボトルで390本分が完成)し、現在はワイナリー内で熟成中です。ラベルデザインは芸術学部に依頼しました。夏くらいには、学部や学科を問わず多くの先生や学生の手が加わった待望の新たな赤ワインが仕上がる予定です。










農学部先端食農学科学科ニュースの山ぶどうとワイン製造関連のご案内